 |
いろいろな意見がありお悩みの方も多いと思います。 中には小児科専門医の目から見て???の意見もあります。 疑問の点は接種にお見えになったときに担当医師に質問して頂けたらと思います。 町田市医師会、厚労省、日本医師会、町田市の見解を書いておきます。
〇 小児接種(5〜11歳)の考え方について (1)一般社団法人町田市医師会の見解
・重症化するリスクの少ない子どもたちへのワクチン接種のまえに、高齢者を はじめ重症化リスクのある成人へのワクチン接種を十分に進めることが重要である。
・重い基礎疾患のある子どもでは、ワクチン接種により重症化を防ぐことが重要 であり、町田市民病院を中心とした早期からの接種体制を整えた。
・健康な子どもでは、日本小児科学会などのHPにより、メリット(発症予防等) とデメリット(副反応等)を本人と保護者が十分理解したうえで接種を受ける ことが望ましい。
・日本小児科医会などの団体は、厚生労働省等に「接種努力義務を課さないこと」を要望した。
・このため国による接種努力義務は適用されていないが、接種を希望する市民の ために町田市と連携して接種体制を構築していく。
(2)厚生労働省の見解
・小児(5〜11 歳)のワクチン接種は、臨床試験等で有効性や安全性が確認され ているため接種を進めているが、小児(5〜11 歳)については、現状でオミクロ ン株に対するエビデンスが確定的でないことも踏まえ、努力義務の規定は適用せず、今後の最新の科学的知見を踏まえ、改めて議論することが適当としている。
(3)日本医師会の見解
・子どものほとんどは軽症であるが、家庭内で保護者や兄弟姉妹、重症化リスク の高い高齢者への感染につながる懸念がある。
・家庭内で感染すると、現行の制度では休園、休校、保護者の従事停止など、社 会活動や医療提供へも影響が広がる。
・小児(5〜11 歳)のワクチン接種には、家庭内にウイルスを持ち込みにくくするメリットがある。
⇒(1)〜(3)の見解を踏まえた町田市の考え方
小児(5〜11 歳)のワクチン接種についても、接種によって社会経済活動の維持 や医療提供体制の安定化などのメリットが期待できる可能性がある。小児(5〜11 歳)のワクチン接種希望者には、12 歳以上の接種と同様に、速や かに接種できる体制を整え、接種を開始した。
(掲載日:2022年3月20日) |
|