ひきつけたら |
・・・ どんなもの? どうして起こるの? ・・・
熱の上がりぎわに、ひきつけを起こす赤ちゃんがいます。急に手足に力が入って、顔色も悪くなり、全身が硬直したり、ぴくんぴくんと動いたりします。目は開いていることが多く、うつろになって焦点が合わなくなったり上を向いてしまったりします。
急に熱が上がるとき、おとなでもぞくぞくと寒気がしてブルブルふるえたりしますね。そのとき、赤ちゃんは、脳の神経がまだ未熟なために、ヒューズがポンと飛んでしまうようにひきつけが起こることがあるのです。
*入浴、外遊びは?
1〜2日ぐらいはそっとして、ようすをみます。熱が引いて上がらなくなったら、外に散歩にいくぐらいはいいでしょう。
入浴は、熱が下がって2日ぐらいたち、機嫌がよいならかまいません。
*前にひきつけたことが、あれば・・・
1回や2回、ひきつけを起こしても、後遺症が残ったりすることは、まずありません。でも、あまり何度も繰り返すと、その度に脳に酸素がいきにくくなるので、防げるなら防いだほうがいいですね。
一度ひきつけたことのある赤ちゃんはけいれんどめの頓服や、座薬をあらかじめ医師の指導のもとに処方してもらっておけば、熱が上がってきたときにそれを使って、ひきつけを防ぐことができます。
もし解熱剤を使うなら、少し注意が必要です。解熱剤で高い熱を無理に下げた場合、効き目がきれたときにまた熱が急激に上がり、そのときにひきつける可能性があるからです。
以前にひきつけたことのある赤ちゃんなら、また熱が上がるのを防ぐために、6〜8時間おきに連続して座薬を使うなどの工夫が必要になってきます。医師に相談してみましょう。
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